オッズ(パリミュチュエル方式)とは何か

オッズとは、購入した馬券がいくら払い戻されるかを表したものです。
例として、オッズが3倍の馬券を100円分購入した時、それが的中すると300円の払い戻しを受けることが出来ます。
オッズは場内のディスプレイなどで確認ができます。

ただし、オッズについて気をつけて欲しい事が2つあります。
一つ目は、オッズは投票締め切りまでは変動するという事です。購入時のオッズが3倍だったとしても、最終オッズは2倍になっていて、払い戻しは2倍しか受けられないという事もありますので注意して下さい。

二つ目は、払戻額の表示についてです。投票時は◯倍と表示されていますが、払い戻し確定時は◯円と表示されています。


払戻額が390円と表示されていた場合は、馬券100円あたりで390円払い戻されるという意味で、オッズは3.9倍となります。

以上、オッズについての基礎知識ですが、パリミュチュエル方式について記述しましたので、興味があれば続きも読んで頂けると嬉しいです。






(補足:パリミュチュエル方式について)
競馬のオッズは、パリミュチュエル方式というシステムで決定されています。
本当は存在しませんが、わかりやすい例として、三頭しかないレースを考えてみます。
馬券を買う人が10人居て、それぞれ100円づつ賭けて一着を予想することとします。
ここで6人がAに、3人がBに、1人がCに賭けたとします。以上より、1000円が集まりました。

また、単勝の控除率を20%とするので、1000円のうち200円は競馬場の取り分となります。ゆえに、800円を的中者で分け合うという計算になります。
(注)今回は単勝オッズを想定しているので控除率20%で計算しましたが、控除率は賭式によって異なります。金沢競馬では単勝・複勝は20%、枠連・枠単・馬連・馬単・ワイドは25%、3連複・3連単は27.5%となっています。(2014年12月現在)

それでは、それぞれの単勝オッズを計算してみましょう
・Aの単勝オッズ
もしAが勝った場合を想像します。800円を、6人で分け合うので一人あたりの配当は130円となります。(十円以下は切り捨てで、競馬場の取り分となります)つまり、Aの単勝倍率は1.3倍という事になります。
・Bの単勝オッズ
もしBが勝った場合を想像します。800円を、3人で分け合うので一人あたりの配当は260円となります。つまり、Bの単勝倍率は2.6倍という事になります。
・Cの単勝オッズ
もしCが勝った場合を想像します。800円を、1人で分け合うので一人あたりの配当は800円となります。つまり、Cの単勝倍率は8倍という事になります。

以上がパリミュチュエル方式によるオッズ決定のメカニズムになります。ちなみに、イギリスなどの外国では、他人の投票に左右されない「ブックメーカー方式」がとられています。これに関してはもし機会があれば紹介します。


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